このブログを見ている人の中には、これから採用担当として働いていきたいと思っている人もいるでしょう。今回は、私が採用担当として長年働いてきた中で「この人は採用担当に向かないだろう」と思う人材の特徴を書いてみたいと思います。
採用担当に向かない人材
採用担当に向かない人材として、これまでの経験から話さしてもらうと、
- 顧客志向性を持っていない
- ホスピタリティーを持っていない
上記2点に問題がある人材は、残念ながら採用担当に正直向いていないと思います。
同じチームで仕事をしていた人の中にも、機械的にすべての作業を終わらせる方がいて、顧客のことを全く考慮していないようなパターンの人がいました。 やはりクレームを出すのは、そういう対応する人の場合が多くて、総じてメッセージのやりとりしかしていなくても、候補者には悪い印象が伝わってしまいます。
候補者は、自分が最優先に考慮されていないと感じると採用担当者や、その採用担当を雇用している会社に対してネガティブな印象を持ってしまいます。そのたえ採用担当として働く上で、自分に顧客志向性やホスピタリティーが足りてないと思う人は、他の職種を選択することができるのであれば、そちらを選んだ方が良いのではないでしょうか。
採用担当者に必要な資質と役割
ではどういった人材が、採用担当に向いているのでしょうか。まず前提として、私は経験は誰しも失敗を通して身につけることができるものであるという考えをもっています。また学ぶ姿勢があれば、誰でも何でも限界なく学ぶことができると信じています。
採用の仕事には、
- 顧客志向性
- ホスピタリティー
上記2つの要素が基盤となり、学びの姿勢がある場合、過去の経験がなくても十分に成功できる可能性があります。
その理由は、採用の仕事が根本的に人とのコミュニケーションに関わるからです。 顧客志向性があり、ホスピタリティーがある採用担当者とのコミニケーションは、総じて候補者に対して良い印象を与えます。また逆に会社が優れたブランディング戦略を持っていても、面接した候補者が採用担当により不快な印象を受ければ、その会社に入りたいとは思わないでしょう。
採用担当者は、自身が会社の代表であり、また候補者との窓口であることを理解し、常に会社のミッションやバリューに合った対応を提供する必要があります。候補者とのコミュニケーションを通じて、会社の価値観や使命を伝え、それを具現化するための最適な候補者を見つける役割が求められます。そのため採用担当者は、候補者との接触を通じて、会社のイメージを築き、適切な人材を選び抜く使命を果たす存在でなければならないのです。
まとめ
顧客志向性やホスピタリティーが欠けている場合、候補者とのコミュニケーションにおいてAIチャットやITツールを活用した方が、より正確で効率的なコミュニケーションが可能です。
将来的に、顧客志向性やホスピタリティーが不足している採用担当者は、会社での役割が限られていく可能性が高いでしょう。市場価値も低くなるかもしれません。
もし自身にそのような特徴があると感じる場合、職種の転換を検討するか、自身のスキルやアプローチを改善して仕事に取り組む必要があるかもしれません。自己成長と適応力を持つことが、今後の成功につながるでしょう。
