入社条件の最終調整

Internal adjustment of offer terms.

スムーズな入社に向けて

候補者へのフォローアップと同時に、入社条件の最終調整も行っていきましょう。

最終面接で役員とのコミュニケーションが取れ、以下のポイントが確認できているなら、スムーズに仕事が進みます。

入社日の調整

まず入社日を調整しましょう。

面接の中で候補者の希望入社日を確認したと思います。その日程で社内の教育体制や他の準備が間に合うかどうかを事前に確認しましょう。

給与条件の確定

給与の条件についても最終的な決定を行いましょう。

また給与条件については齟齬が起きないように、口頭での確認だけでなくチャットツールなどを使用してエビデンスを残すことを心がけましょう。多くの会社は想定年収から月給や賞与などを計算するエクセルやスプレッドシートを用意していると思います。希望年収が決まれば、これらの要素を逆算して確定させましょう。

場合によっては、給与条件については採用担当者ではなく人事部や労務担当の仕事の場合もあると思います。そういった場合は連携しながら仕事を進めましょう。

雇用形態の確認

今回の採用フレームワークでは中途採用を前提に進めているため、基本的には社員としての採用を想定しています。

社員の場合、無期雇用と有期雇用の違い、すなわち正社員と契約社員の区分について確認しましょう。会社によっては契約社員と正社員で異なる待遇や賞与などが適用されることがあります。

雇用形態については必ず確認しましょう。

役職の有無

役職についても確認が必要です。管理職かどうかによって労働基準法41条の適用範囲が変わります。この違いによって残業時間の取り扱いが異なるため、役職の有無を事前に確認しましょう。

まとめ

入社条件の最終調整については、会社ごとに異なるケースがあり、担当者の範囲を超えて人事労務が関与することもあります。会社に合った対応を取りながら、上記のポイントに注意してオファー条件を確認しましょう。

労働条件に関しては最終的には書面で提示することになるでしょうから、書面の作成も進めておきましょう。スムーズな入社にしていくために、しっかりと準備を行いましょう。

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